着物は日本が誇る美しい服装の文化です。しかし、両親や祖母から受け継いだ着物も着る機会が少なく保管も大変なので売却を検討している方も多いのではないでしょうか。
実際に着物を売却するとしても、どのような方法があるのか、また、いくらくらいで売れるものなのか不安に感じるかもしれません。
最近ではTVCMやインターネット広告などで着物買取の広告を見かけることが多くなりました。
しかし、実際の着物買取では「思ったよりも買取価格が低かった」、「買い取ってもらえなかった」あるいは「無理やり買い取られた」などのトラブルも耳にすることがあります。
今回の記事では、着物買取のからくりや買取の現状、実際に発生したトラブルと対処法、さらにはおすすめの専門業者などを詳しく解説します。
- 着物買取は専門業者に依頼するべき
- 着物買取のからくりは店舗やオークションなどでの再販売にある
- 着物買取には出張、店舗持ち込み、宅配などの方法がある
- 着物買取では押し買いや抱き合わせ買取などのトラブルに要注意
- 着物買取で専門知識を持った査定員がいない会社は避けるべき
着物買取のからくり:売った後の着物はどうなる?
着物の買取には店舗へ持ち込んで買い取ってもらう方法や、自宅への訪問での出張買取など様々な方法があります。共通しているのは、買取業者は有償で買い取った着物を再販売などをして利益を挙げているという点です。
実際に買い取られた着物はその後は以下の方法で収益化されています。
- 買取業者が自社で独自に販売する
- レンタル業者や写真スタジオなどで活用してもらう
- 中古品としてあるいはリメイクをして着物販売店に販売する
- オークションなどで売却する
- 海外の販路で販売する
- 解体して素材として販売する
着物を売った後は買取業者が自社にて販売
買い取った着物は多くの場合は買取業者が自らの店舗やインターネットショップで販売します。その際には買取業者にて次のようなメンテナンスをおこないます。
- シミ、汚れなどの除去
- ほつれやキズの修復
- 検針
- クリーニング
着物の銘柄や状態の説明なども加えて商品価値をアップさせて再販売を実施するので、買取業者としてはそれなりの利益を見込んで販売価格を設定します。
買い取った着物は着物レンタル業者・写真館などに販売
着物のレンタル業者や写真館などに販売するのも買取業者が収益を上げる方法です。
インバウンド観光客の増加に伴い、京都や奈良、浅草などでも着物を着用して街を歩きたいという需要が大きくなっています。
また、写真館では特別な日の記念に着物を着用して写真をとる方などが利用します。
レンタルショップや写真館では利用客の要望にあわせて、サイズや柄などをできるだけ多く用意したいと考えています。そのため、買取業者が販売する着物には需要があり、定期的に仕入れられています。
中古着物・リメイク着物として呉服店や着物店に販売
洋服に古着屋があるように、和装でも同様に中古着物やリサイクル着物を扱う店舗も少なくはありません。
また、「着物は生涯に何度も斬るものではないがレンタルには抵抗がある」という方に向けて、しっかりとメンテナンスをした中古着物を販売する呉服店も存在しています。
さらに、着物そのものを販売するのではなく、生地を活かして洋服などに下手直して販売をする、あるいはバッグなどの小物、雑貨品にリメイクして販売するなどの店舗でも買取着物の販売先として考えられます。
着物買取後、オークションで販売
買い取った着物をインターネットのオークションなどで直接販売するのも買取業者が収益を上げる方法です。
インターネットオークションであれば、それほど状態が良好ではない着物でも、「ワケあり」、「キズ、シミあり」などの注釈をつけて販売をすることが可能です。
また、状態のよい高級品あれば、オークションに出品することによってむしろ高額で落札される可能性もあります。
海外向けに販売
日本の文化や映像コンテンツなどが海外で人気が高まり、海外での着物への注目が高くなっています。たとえば近年公開されたアニメ映画などでも主人公や登場人物が着物を着用している作品が大ヒットをしています。
そのため、和装として着用するだけではなく、人気アニメや映画の主人公をモチーフにしたコスプレアイテムなどとしても海外で人気が高まっています。
これらの影響をうけ和装への需要が高くなり、中古着物の販売経路が海外に拡大しています。
端切れ・古布として販売
買い取ったもののシミやキズがあり、そのまま中古着物として販売できない場合には、状態のよい部分を切り取った端切れ生地や古布として販売する場合もあります。
海外では日本画や歌舞伎などの伝統的な日本文化に対する人気が高く、日本特有の和装生地の素材や柄もとても好まれます。
古布としての販売は、その生地や風合いが他のアイテムとして再生する可能性があるので、現代のSDGsにもつながる取り組みといえるのではないでしょうか。
「着物の高額買取なんてありません」京都の帯の仕立て業者の見解とは
着物買取の需要が高まる一方で、「着物の高額買取なんてありません」とある京都の仕立て業者によるSNSやインターネットでの注意喚起が一部で注目されています。
注意喚起の主旨は以下のとおりです。
- 中古着物市場自体が価格崩壊し高価買取はありえない
- 自宅で貴金属などを関連して販売するよう強要される被害が発生している
- そもそも買取業者のインターネット広告などは信用できない
(参考:着物買取業者の怖い実態と注意点|帯の仕立て屋㈱みつやま)
これは京都のある業者の見解ですが、実際に国民生活センターに寄せられている 訪問購入に関する相談件数は増加傾向にあります。
年度 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|
相談件数 | 6,925 | 7,732 | 8,581 |
(引用:訪問購入(各種相談の件数や傾向)|国民生活センター)
注目すべき注意喚起のひとつではないでしょうか
着物買取は業者が儲かる仕組みになっている理由
着物買取業者の利益は、買取価格よりも再販売価格が高いことで確保できます。
買取業者の利益=再販売価格ー(買取価格+メンテナンス費用)
自社販売では買い取った着物のシミやキズなどを修復し商品価値を高めて再販売します。また販売価格は、それらの必要経費を見込んで設定するのでは販売できれば損をすることはありません。
さらに海外を含めたオークションなどに出品することにより、競り合いによって想定よりも高い価格がつく可能性もあります。また状態が良くない着物でも、最低価格で買取れば端切れ布などの素材として販売することで、最低限の収益は確保できます。
着物買取ががっかりな安い金額になる理由
着物といえば、一般的に高価な品物というイメージがあります。
しかし、実際に着物を買取業者に査定してもらった場合には予想外の安い金額にがっかりすることも少なくはありません。
着物買取ががっかりな安い金額になるのには以下のような理由が考えられます。
- 着物に対する需要そのものが少ない
- 着物の品質を保証する証紙や落款が無かった
- 買い取る着物がそもそも質が良くない
- 着物の状態が良くない
- 買取業者と販売者の見解の相違
- 専門業者の査定ではなく価格表で値付けされる
着物の需要が少ない
和装への人気が高まっているとはいえ、そもそも現代では着物への需要は少なくなっています。
少し古いデーターですが、着物の着用シーンの比率は以下のとおりです。
着物に関するアンケート調査(マイボイスコム)
- 着物の着用経験あり:74.5%
- 日常的に着用している:1.6%
着物の着用経験は74.5%ととても高いのですが、日常的に着用している比率は1.6%と極めて低い数値です。
着物の着用シーンはや特別な日に限られる傾向があり、需要が少ないのは間違いありません。
証紙・落款がない
着物の価値を証明する証紙や落款が添えられていないことも買取価格が低くなる理由の一つです。
証紙とは着物の品質を証明する書付であり、伝統工芸組合などの管理団体が発行します。証紙には主に以下の内容が記載されています。
- 産地の登録商標
- 織元の名前など
- 伝統工芸品マーク
- 織り方(機械織りか手織りか)
- 原料名
- 染め方
落款とは正式名称は落成款識(らくせいかんしき)であり、その着物を仕立てた作者をあらわすサインや印鑑のようなものです。刺繡として縫いこまれている場合もあります。
友禅や紬などの伝統的な着物には多くの場合証紙や落款が用意されています。しかし、これらがないからといって偽造品という事ではありません。
ただし価値を証明できる証紙や落款が揃っていれば同じ着物でも査定価格はぐっと高くなります。
着物が古い・質が悪い
着物が古い、あるいは着物そのものの質が悪い場合も買取か価格は低くなります。
着物の柄には流行があります。和装もまた、トレンドがあるファッションアイテムなのです。柄や色目が古いものは価値が低くなります。
また生地が正絹などの高級品ではなく、ポリエステルなどの安価な素材である場合にも買取価格は期待できません。
同じ正絹であっても細い糸を繊細な技法で織りあげられた素材は、より上質な着物として査定されます。逆に、ポリエステル素材などの汎用品は買取価格が付かない場合もあります。
着物にシミや汚れ、虫食いなど状態が悪い
買取対象の着物にシミや汚れ、あるいは虫食いなどがあり、状態が良くない場合にも買取価格は低くなります。
シミや汚れがある場合には、そのままではおそらく再販売の買い手は見つからないでしょう。そのため、シミ抜きなどのメンテナンスが必要であり、また、補修によって修復可能な範囲なのかも査定のポイントになります。
もしも汚れの範囲が広い、もしくは虫食いの他穴が開いているとなれば、着物として再生するのが難しいかもしれません。その場合は買い取ったとしても端切れとしての販売になるので極めて低い買取価格になります。
売る側と買う側の価値観の違い
売る側と買う側の価値観の違いとは、買取対象の着物に対する思い入れの違いと言い換えればわかりやすいでしょう。
買取業者の担当者は、査定基準に則った客観的な価格設定をします。対して、売る側には、「この着物は祖母の代から受け継がれた」、「誰からいただいた」などの思い入れがあるものです。
そのため買取を依頼する際には、どうしても思い入れに見合った高めの金額を希望する傾向があります。
しかし実際の金額は、想定外に低くなる場合も少なくはありません。日常品をリサイクルショップに持ち込んだ際などにも経験があるのではないでしょうか。
着物の査定ができる専門家がいない
買取業者の側に目利きとして着物の査定ができる専門家が少ないことも買い取り額が低めになる理由として考えられます。
出張買取などで査定する担当者が必ずしも着物の専門家とは限りません。会社から支給された基準に沿って査定を進行します。
- キズや汚れはないか
- 虫食いやシミはないか
- 証紙や落款はあるか
- 素材の種類
経験や専門知識が少ない査定員では、対象となる着物の価値を見極められないまま低い価格が提示されてしまうケースがあります。
着物買取のからくりがわかった上で高く売るコツ
着物買取には予想よりも買取価格が低かったという経験をする方が少なくありません。
着物買取の仕組みやからくりを理解した上で、できるだけ高い買取価格を勝ち取るコツとして次の5点があげられます。
- しっかりとした販売ルートを持った買取業者を選択する
- 証紙や落款、さらに付属小物などを揃えて査定してもらう
- 不要と感じたらできるだけ早く買取を依頼する
- 着物の手入れは自分でしない
- 着物買取査定を複数の業者に依頼して比較する
着物販売のルートがある業者を選ぶ
着物は日本に古くから伝わる伝統的な服装であり、歴史があるだけに独特販売ルートやマーケットが形成されています。
手持ちの着物を販売するのであれば、リサイクルショップやフリマなどで売るのではなく専門の買取業者への依頼がおすすめです。
着物の査定には、専門的な知識が必要です。さらに、しっかりとした買取価格を提示するためには、買取後の販売ルートがしっかりと確保されていることが重要です。
また、買取後のメンテナンスなども自社でおこなえる買取業者であれば安心して任せることができます。
着物を売る際には、買取業者の能力をしっかりと確認することが重要
証紙や落款、付属品や小物を一緒に査定してもらう
着物を査定してもらう際には、価値をしっかりと把握してもらうことが重要です。着物の価値を証明する証紙や落款はできる限り合わせて提示することが重要です。
また、着物の付属品や小物も一緒に査定してもらうことで査定額のアップが期待できます。着物の付属品には5点セットと呼ばれる以下の付属品があります。
- 帯留め:帯締めに付ける装飾品
- 抱え帯:帯下側に締める細い帯
- 末広:胸元にさす扇
- 筥迫:昔の化粧ポーチのような位置付けの装飾品
- 懐剣:懐におさめた短刀
不要となったらすぐに買取を検討する
洋服や装飾品などと同様に、着物もファッションアイテムのひとつです。伝統的な装飾なので古いほど価値がありそうですが、実は着物にも流行があります。一般的には着物の流行は10年から15年程度で変化をするといわれています。
そのため、古くなりすぎる着物は買取価格が低くなる恐れがあります。自宅で保管している着物を不要と感じたのであれば、できるだけ早めに買取業者に相談することが高めの買取価格を獲得するポイントのひとつです。
自分で洗濯やお手入れをせず専門家に頼む
着物の買取を依頼する場合の自分自身での洗濯やメンテナンスはおすすめできません。正絹や上麻などの高級素材では、良かれと思っておこなった手入れが逆に素材をいためてしまう場合が少なくありません。
買取に出す場合にもそのままの状態を見てもらうのが、査定時のコツともいえます。どうしても気になるのであればハンガーなどにかけて風を通す、あるいは乾いたぬので優しくふき取る程度の手入れで十分です。
着物査定が強い業者を選び複数社で相査定をする
着物買取業者を最終的に決定するコツは、情報収集と比較検討です。
まずは、買取を依頼する会社が着物査定の実績をしっかりと持っている専門業者であるかを調べる必要があります。
実績がある会社であれば、自社のホームページで買取実績や査定の方法などが公開されています。
さらに、可能であれば複数社での相見積の実施がおすすめです。
特に友禅や紬などの高級な着物を査定に出す場合には、少なくとも2社以上の見積もりを獲得して比較することが重要です。
着物買取業者を選ぶ時に注意すべきポイント
着物の買取をする場合には、やはり不要になった着物とはいえできるだけ高く、そして安心して売却ができる着物買取業者を選定したいと考えるのは当然です。
着物の買取業者を選ぶ際に注意すべきポイントをまとめました。
- 出張や店頭など複数の買取依頼方法が選べる
- 着物買取の専門業者かどうか
- SNSや口コミでの評判は良好か
買取方法を店頭・出張・宅配などから選べる
着物買取には以下の方法があります。
- 店頭に持ち込んで買い取ってもらう
- 自宅への訪問で買い取ってもらう
- 宅配便で業者に送付して買い取ってもらう
店舗への持ち込みは店舗の雰囲気などを確認できるので安心して依頼できる方法です。また、依頼する着物の点数が多い場合や家族で査定を聞きたい場合には出張訪問がおすすめです。手間をかけずに売却したいのであれば宅配がおすすめです。
大手買取業者であれば、これらの中から最適な方法を選択してお願いですることができます。
着物買取を専門にやっている
着物の買取業者を選ぶ重要なポイントは専門業者であることです。着物買取の専門業者であれば、着物の査定に精通した専門の担当が査定してくれます。
もしも着物買取専門ではないリサイクルショップに持ち込んだ場合には、通常の洋服などと同じような買取価格のマニュアルに沿って査定される恐れがあります。
証紙や落款などの知識もないので、低い価格で買い取られてしまうかもしれません。もっとも、買取価格にこだわりがなく、少しでも早く処分したいというのであれば最寄りのリサイクルショップでも売却は可能でしょう。
公式サイトを含め口コミサイトをチェックする
最近では着物買取業者のTVCMやインターネットなどでも広告などもよく見かけるようになりました。しかし、実際に着物売却の必要が生じた場合以外には、ほとんど接点がないのが事実です。
着買取業者を選ぶ際には、まずは買取業者の公式サイトをしっかりとチェックすることが重要です。優良な買取業者のサイトには、買取方法や査定の流れ、査定員の紹介など様々な情報がしっかりと記載されています。
また、メールや電話番号などの問い合わせ方法も明記してあります。
さらに、SNSの口コミや評判などで実際の利用者の声を確認するのも選ぶ際には大きなポイントになります。
中には悪意のある口コミも見られますが、良好な評判が多く書かれているようであれば安心感もアップするでしょう。
着物買取おすすめ専門業者
着物買取のおすすめ専門業者それぞれの業者ごとの特徴や強みをご紹介します。
バイセルなら出張料・査定料・キャンセル料無料
バイセルは24時間365日いつでも買取の相談を受け付け、日本全国全ての地域で無料出張査定を実施します。
また、2001年に設立された運営会社株式会社BuySell Technologiesは東証株式に上場している会社です。
日本全国出張査定可能ですが、その際の出張料や査定料は全て無料です。また、査定完了後に最終的な買取の意志確認電話が入るので強引な契約になる心配はありません。
アニメキャラクターを採用したTVCMの展開で知名度も抜群です。
買取方法 | 出張・店頭・宅配 |
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必要書類 | 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど) |
買取対象商品 | 着物、装飾小物、貴金属、ブランド品、骨董品、家電品など |
バイセルの口コミ | 怖かったので女性の査定員を指定したところ、とても感じが良く、押し買いようなことも一切なかったですし、不愉快な思いを1つもしませんでした。 |
福ちゃんは海外にも販売経路があるので買取額に期待ができる
福ちゃんは大御所タレントを採用したTVCMで有名な着物買取専門会社です。
また自社で着物買取市場を運営し、独自の販売経路をもっているので高額査定が付きやすく、他社で断られた着物も買い取ってもらえる可能性があります。
着物に精通したプロの査定員が多数在籍しているので安心して依頼できます。
買取方法 | 出張・店頭・宅配 |
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必要書類 | 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど) |
買取対象商品 | 着物、貴金属、ブランド品、古銭、洋服など |
福ちゃんの口コミ | 厳しいと思っていた 着物を 丁寧に 見ていただき 買い取っていただきありがとうございます。担当の方も女性で とても 好感が持てました |
GoodDealはLINE相談やAI買取ロボも使える
GoodDealは着物だけではなく、様々な物品を幅広く取り扱う総合的な買取業者です。
査定は24時間365日受付、電話だけではなくLINEを活用して手軽に売却の相談ができます。さらに、GoodDealではこれまで蓄積されてきた膨大なデーターをもとにLINEと連動したAI査定が可能、まずは手持ちの着物の買取価格が知りたいのであれば、AI査定がおすすめです。
買取方法 | 出張・店頭・宅配 |
---|---|
必要書類 | 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど) |
買取対象商品 | 洋装、和装、ブランド品、貴金属、高級時計、古銭、骨董品など |
GoodDealの口コミ | 凄く親切でわかりやすく満足な買取でした。次々と品物を出したのに全部調べていただき、長時間に渡り対応してくださりありがとうございました! (引用:GoogleMap) |
「着物買取からくり」でよくあるトラブル
着物買取は上記で紹介したおすすめ買取業者に依頼をすれば安心です。しかし、買取にともなうトラブルも少なからず耳にすることがあります。
- 押し買い
- 抱き合わせ
- 無査定、100円買取
これらは着物買取で発生するトラブルの実例です。
特に出張査定を専門にしている一部の業者では悪質な買取をおこなう事例がみられます。
悪いトラブルの事例を事前に知ることが対策につながります
「押し買い」「抱き合わせ買取」をされる
押し買いとは売却希望ではない着物を無理やり買い取られてしまうトラブルです。出張査定で、対象の着物以外に、「念のため全ての着物を査定しましょう」などといって強引に全ての着物に価格をつけて買い取ってしまうトラブルです。
また、抱き合わせ買取とは、着物買取の査定で訪問して、着物以外の貴金属やブランド品なども合わせて強引に買い取られてしまうトラブルです。
査定額がつかない、100円で買取された
出張査定にきたものの、「査定額がつかない」といって無料で引き取らてしまうトラブルです。また100円などの極端な低い価格での買取を強要するケースも見られます。
偽物として査定されるトラブルも発生しています。
買取よりの不用品処分として考えるのであれば無料引き取りでも問題はありませんが、納得がいかない査定や買取価格であれば遠慮なくキャンセルして問題はありません。
「着物買取からくり」でよくある質問
着物を高く買い取ってもらうコツはありますか?
着物を高く買い取ってもらうコツは買取業者の選び方です。買い取った中古着物の独自の販売ルートを持ち、メンテナンスを自社でできるような専門業者であれば安心です。
また、査定の際には着物の価値を署名する証紙や落款をできる限り用意して、関連した小物なども一緒に査定してもらえれば金額のアップがのぞめます。
さらに、可能であれば複数の買取業者に査定を依頼して買取価格の比較検討をすることが有効です。
着物を買い取ってもらうには持ち込みがお得ですか?
着物の買取には、自宅への出張、店舗持ち込み、宅配便で送付などの方法があります。どの方法で買取をいらいしても、買取業者では専門の査定員が客観的な視点で買取価格を査定するので、どの方法を選択しても買取価格は同じです。
ただし店舗に持ち込んだ場合には、その買取業者の会社の雰囲気や対応などが確認できるメリットがあります。
着物買取での注意点とはなんですか?
着物買取の際の注意点は、買取業者の事前確認をしっかりとおこなうことです。優良な業者であれ場公式サイトに買取方法や手順、査定の方法や査定員の紹介など必要な情報に加えて、問い合わせ方法なども明確に記載されています。
また、はじめて利用する際には、インターネット上の買取業者に対する口コミや評判なども参考になります。
着物の買取は、一般的なリサイクルショップではなく専門業者への依頼がおすすめです。
着物を買い取ってもらえない理由は何ですか?
着物を買い取ってもらえなかった場合には、着物が古いあるいは質が悪くて引き取れないという理由が考えられます。
着物にはファッションアイテムとしての流行があり、あまり古い柄や流行りが過ぎた色目であった場合には買い取ってもらえません。着物の素材がポリエステルなどの汎用的な安価な物であった場合も買取不可となります。
また、対象の着物にシミや汚れが多くついている、ムシ食いの穴があいているなどの不良が見られる場合にも買い取りは不可になります。