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振袖の買取方法とは!相場は?高額で売れるポイント・時期等解説

振袖を高値で売却するためには、さまざまな要素が必要になります。加賀友禅などのブランド品なのか、製作者が誰か、どこで買取査定してもらうかなど、複数の要素が価格に影響します。

振袖を高く買い取ってもらうために注意すべき点や、どのような販売方法があるかを紹介するため、売却したい方はチェックすることをおすすめします。

この記事でわかること
  • 振袖の買取は需要があり比較的高価買取
  • 振袖の相場は4万円ほど
  • 振袖買取なら専門の査定士がいる買取業者
  • 振袖を高く買い取ってもらうなら正絹
  • 振袖とは未婚女性の第一礼装
Contents

振袖の買取は需要が高めで売りやすい

以前購入した振袖を売却したい、昔の振袖に需要はあるのかと悩む方は多いです。

実は振袖の需要は高く、比較的買取してもらいやすい着物です。

成人式や結婚式などで着用するときに振袖を購入したりレンタルすることがあります。また現在はSNSなどで振袖や着物を着て、写真撮影をする方が増えています。

なので、買い取ったあとの利用シーンが多く買取値がつきやすいのが振袖だと言えます。

振袖の中には親から子へ代々受け継がれているものもあり、引き継がれた振袖はレンタルの振袖と異なって生地の質がよく丁寧に柄も刺繍されていて高品質です。特に、バブル時代(1985年から1991年)に購入した振袖を持っているという方は買取に出すことをおすすめします。

バブル時代に作られた振袖は、高品質なものが多く当時の価格で100万円で販売されていました。タンスなどからバブル時代の振袖が出てきたら、買取査定の検討が重要です。

振袖の買取相場(種類別)

振袖の買取相場を紹介していきます。まずは一般的な振袖ですが、振袖単体で約4万円と言われています。ただし、有名作家が作った、染めの技法が特殊であるなどの理由でより高くなることもあるため、4万円はあくまで目安の価格です。

次に、総絞りという技法を使った振袖の相場です。総絞りとは一部の生地を糸でくくり、染め上げ模様を作る技法となります。総絞り振袖の買取相場は約2万5,000円です。ただし、生地にカビやシワがあると買取価格が下がってしまう可能性があるため注意が必要です。

振袖以外の留袖や訪問着の買取相場は、約3万円から10万円と言われています。留袖は黒留袖か色留袖か、またどこのブランドかで買取価格が大幅に変わってきます。そのため売却する際は自分が持っている留袖の種類は何か、どこのブランドのものかをチェックしてください。

振袖や留袖の品質と価値を知るためには、証紙を見れば分かりますが、証紙がない場合はしかるべき買取業者に判断してもらうことが重要です。

着物の種類 買取相場(円)・金額例
振袖 約4万円
振袖(総絞り) 約2万5,000円
振袖以外の着物(留袖・訪問着など) 約3万円から10万円

ここからは、代表的な振袖の買取相場を紹介します。草花の美しい模様が特徴的な加賀友禅の相場は、新品のものだと約15万円となります。

加賀友禅、東京友禅と並ぶ伝統工芸品で、色鮮やかな京友禅の買取相場は約10万です。振袖は誰が仕立てたかによって価格が上がったり、品質の良し悪しで相場が変動します。加賀友禅だから必ずしも15万円ということではありません。

振袖の買取価格は、振袖にシワやシミ、カビがあると下がってしまうため、加賀友禅などの有名なブランドの振袖を買い取ってもらう際は確認してください。

大量生産されていたり購入先が分からない振袖は、シワやカビなどがない場合でも高値で売却できる可能性は期待できません。そもそもノーブランドだと買取をしない業者もいます。

ただし、ノーブランドでも振袖の柄が流行りの柄であれば高額買取のチャンスもあるため、売却したい方は業者に査定を依頼してみてください。

代表的な振袖例 買取相場(円)・金額例
加賀友禅 約15万円
京友禅 約10万円
木村雨山 約20万円(状態が良いもの)
和田光正 約1万8,000円
千總 約3万円
えり善
約3万円から5万円
吉野一廉
約4万円
久保田一竹
約2万円
城間栄順
約12万円
辻が花 翠山
約1万円
辻村寿三郎
約1万7,000円
藤井寛
約5万円
藤娘きぬたや
約4万円
ノーブランド・購入先不明 約5,000円

振袖一式の買取相場

振袖一式の買取相場を紹介します。振袖の一式の内容は以下のとおりです。

振袖 袋帯 長襦袢 半衿 重ね衿 帯締め 帯揚げ ショール 草履 バッグ 肌着 足袋 その他小物類

これらのアイテムが揃っている場合、買取相場は30万円から40万円ほどになると言われています。しかし、有名なブランド、生地や素材が高級品の場合は100万円以上の値段で買い取ってもらえる可能性があります。

生地にカビが生えている、シミやシワがある場合は大きく価格に影響してくるため、振袖一式を高く売却したい際は、生地に不具合がないかの確認が必要です。

また、ショールや草履、バッグなどの小物がきちんと揃っているか、汚れていないかも確認してください。汚れている場合は手入れをしてから買取業者に査定を依頼することがおすすめです。

振袖買取なら着物査定士がいる専門業者がおすすめ

振袖の買取査定を正確にしてもらうには、プロの査定士が揃っている店舗への依頼が重要です。正確に査定してくれる買取業者の店舗を紹介していくため、チェックしてみてください。

各店舗のサービスを利用する際は身分証明書などの本人確認書類が必要となります。本人確認書類として使えるのは以下のとおりです。

運転免許証
保険証
住所が記入してある学生証
写真付きの住民基本台帳カード
マイナンバーカード
身体障がい者手帳

注意点として、各店舗により必要な書類は異なる場合があります。

バイセル

「バイセル」では、商材知識が豊富で、礼儀作法などの厳しい試験にパスした査定士のみが、振袖の査定をしてくれます。「バイセル」の買取方法は以下の3つとなります。

  • 査定士が自宅に来て査定や買取をする出張買取
  • 最寄りの店舗に行って査定をしてもらえる店舗買取
  • 査定を希望する品物を詰めて送って査定をしてもらえる宅配買取

    「バイセル」の出張買取、店舗買取、宅配買取を利用する際は運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書が必要となります。

    出張買取は、なかなか店舗に行けない方や、査定してほしい品物が多いときに査定士を直接自宅で査定をしてもらえます。査定料、送料、出張料が全て無料というのもメリットです。

    直接査定してもらいたいときは店舗買取を選択してみてください。店舗買取は、予約なしで訪れても査定をしてくれます。自宅の処分したい振袖を買い取ってくれるかの相談だけでも店舗利用が可能です。

    店舗に行くのはなかなか難しい、かと言って自宅に査定士を招くのに抵抗がある方は宅配買取を利用してください。申し込むと、無料の宅配キットが自宅に届き、査定してほしい品物を入れて送るだけで専門家が査定をしてくれます。送料、査定料が無料のため、便利なサービスです。

    福ちゃん

    「福ちゃん」は出張、宅配買取専門店です。自宅への出張料、キャンセル料などは無料となります。査定士のレベル向上のための教育、そして出張買取の際のマナーが徹底しており、買取査定をする際に顧客が安心して取引ができるようにという配慮のもと動いています

    「福ちゃん」の出張や宅配買取サービスを利用する際はマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要のため用意してください。

    出張買取サービスは、フリーダイヤル、または申し込みフォームで申し込み、査定してほしい品物の情報を伝えて訪問日を決定します。そして自宅で査定、買取が成立したら現金支払いで完了という手軽なサービスです。また「福ちゃん」では女性の顧客に安心してもらえるよう、一部地域でレディースプランの出張買取サービスがあります。

    レディースプランを利用すると、受付、自宅への訪問、アフターフォロー、全て女性スタッフが請け負います。レディースプランは、公式サイトに明記されている専用のダイヤルにかけると利用できます。レディースプランが利用できる地域は以下の地域です。

    対応エリア 対応している都道府県
    東北エリア 北海道 宮城
    関東エリア 東京 千葉 埼玉 神奈川 栃木 茨城 群馬
    東海エリア 愛知 静岡
    関西エリア 大阪 兵庫 京都 奈良 滋賀
    四国エリア 岡山 広島
    九州エリア 福岡 熊本 長崎 佐賀 大分 宮崎 鹿児島

    ザ・ゴールド

    「ザ・ゴールド」では出張、店頭、宅配の他に法人買取専門という方法が用意されています。フリーダイヤルかメールで申し込み可能です。「ザ・ゴールド」のサービスを利用する際は運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を用意してください。

    品物を査定する際は、価格の根拠を明確に説明できる経験豊富なスタッフが担してくれるため心強いです。スピーディーに訪問日を決めてくれるなどの対応もバッチリ。法人でさまざまな品物を査定に出したいと考えている際は「ザ・ゴールド」に依頼をしてください。

    バイヤーや司法書士の場合、法人買取の利用を検討してください。個人情報や企業秘密をしっかり管理できるプライバシーマークを取得しているため、安心です。また、「ザ・ゴールド」では過剰に生産された品物や棚卸、決算で出た大量の在庫処分にも対応していて、法人の強い味方です。

    Good Deal

    「Good Deal」では出張買取の場合、最短で依頼した当日に査定士が自宅を訪れて品物を査定してくれます。契約が成立したらその場で現金支払いが行われます

    振袖はもちろん、時計や金、金券やテレフォンカードなども買取してくれるため、家に使っていない時計や振袖がある場合は「Good Deal」に相談してください。買取実績が900億以上を誇っているというのもおすすめポイントの1つです。経験豊富なスタッフが、自宅を訪問して査定をしてくれる安心感もあります。

    もちろん出張買取だけでなく、宅配買取や店舗買取も行なっています。買取の際は本人確認書類が必要なため、忘れずに本人確認書類を持参してください。

    着物10

    「着物10」は宅配買取専門業者です。店舗に行く必要がなく、宅配で送付し品物を査定してもらうことができます。買取対象は和装品全般となっているため、自宅に使っていない和装品がある際は「着物10」に依頼してください。依頼する際は運転免許証、マイナンバーカードなどの身分証明書のコピーを用意し、キット内に入れてください。

    カスタマーサポート専用のスタッフが常駐しているため、安心感があります。さらに「着物10」は、売却したい和装品に値段がつかなくても無料で品物を引き取ってくれます。

    着物買取を申し込むと「着物10」から和装品が15点入る宅配キットが無料で送られてくるため、そのキットに自分が査定してほしい品物を入れて送るだけで全ての作業が完了です。

    査定してもらいたい品物がある場合、フリーダイヤルにかけて申し込むか、ウェブで申し込んでください。宅配買取は査定士の顔が見えないから不安と考えている人も、公式サイトに査定士の顔が掲載されているため、安心して「着物10」を利用できます。

    振袖のその他の買取方法

    専門業者に頼むほどの振袖ではないが、手軽に査定してもらいたいと考えている方は質屋やフリマサイトがおすすめです。

    それぞれどのようなメリットやデメリットがあるかを紹介するためどこで査定してもらうかを検討してください

    質屋

    家の近くに質屋がある場合はそこに依頼するのもいいですが、デメリットもあります。質屋に買取を頼む場合のメリットとデメリットは以下のとおりです。

    着物に特化している質屋だと専門知識があるスタッフに見てもらえる

    質屋によっては買取価格が低めに設定されていることがある

    着物などに特化している質屋の場合、知識が豊富なスタッフに正確な査定をしてもらえます。また、近所によく通っている質屋があるという場合はその質屋を頼ってみてください

    次に、デメリットを見ていきましょう。長年ある質屋は、再販経路が限られており、着物の買取価格が低めに設定されている場合があります。これにより、高額買取される確率は低いと言われています。また店舗の在庫スペースが狭く品物を置くことができないため、買い取ってもらえない場合もあります。

    質屋を利用する際は本人確認書類として運転免許証やマイナンバーカード、もしくは有効期限内のパスポートが必要となります。

    フリマサイト・オークションサイト

    自宅にある振袖を手軽にネットで売りたいときは、フリマサイトやオークションサイトを利用してみてください。フリマサイトやオークションサイトは、直接店舗に訪れるなどの手間がなく、写真を掲載して説明文を記入して、商品の梱包をして発送するという手軽さがあります。

    ただし、フリマサイトやオークションサイトを利用することで得られるメリット、生じるデメリットもあります。

    隙間時間を有効活用できる

    写真撮影や価格の設定などを自分でやらなければならない

    売りたい際に写真を撮影して、アップロードすることで出品可能なフリマサイトは、ネット環境が整っていればどこでも出品できるというメリットがあります。自宅で写真を撮影すれば、空いた時間に説明文を書いて写真と共にアップロードするということも可能なため、手軽に出品したい人は利用してください。

    デメリットとしては、商品の写真撮影や価格の設定を自分でしなければなりません。そのため、商品の写真うつりが悪かったり、相場より高すぎたりすると買い手がつかないこともあります。出品する前は商品の写真うつり、説明文に不足はないか、価格は相場より高すぎないかをチェックしてください。

    フリマサイトに出品する際にもマイナンバーカードなどの身分証明書が必要なため、用意してください。

    リサイクルショップ

    本などの買取を行なっているリサイクルショップでも査定してもらうことも可能です。リサイクルショップに品物を持参する際も運転免許証などの身分証明書が必要となります。リサイクルショップで振袖を買い取ってもらうときのメリットとデメリットを紹介します。

    予約などをせずに当日持ち込める

    スタッフが振袖の知識を持っていない可能性がある

    リサイクルショップはいつでも訪れることができ、手軽に利用可能です。品物を査定されている間でも、店内で販売されている商品を選ぶ楽しみがあります。空いた時間を利用したい方はリサイクルショップに振袖を持参してください。

    しかし、リサイクルショップのスタッフは振袖の価値を正確に見極められない場合があります。また、品物の重さのみで価格を決めるリサイクルショップもあるため、本来つけられるべき価格より低い価格で査定される可能性もあるため、振袖をなるべく高値で売りたい人にはリサイクルショップはおすすめできません。

    振袖が高く売れるコツ

    振袖を高く売るためのコツは、あまり長期間しまい込んでおかないこと、生地は天然素材か、どの様な技法が使われているか、流行りの柄が使われているか確認することです。

    それぞれを詳しく解説していくため、高く売りたい人は確認してください。

    比較的新しい方が売りやすい

    振袖は比較的新しい振袖の方が売りやすいと言われています。ファッションにも流行があるように振袖にも流行があるため、自分が売却したい振袖は、現在の流行からいちじるしく離れていないかを事前にチェックしてください。

    購入してからそれほど年月が経過していない振袖は保存状態が良く、見た目の美しさも加味されて高く売れる可能性があるため、使わない振袖がある場合は早めに売却をしてください。振袖はデリケートなため、放置をしておくとシミやシワができたり、カビが生えたりすることがあります。

    汚れは振袖の査定価格を大きく左右するため、比較的新しい振袖を売却する際はカビやシワがないかを確認してください。

    20年前の振袖も売れる

    振袖は流行が移り変わる速度が緩やかなため20年前の振袖も比較的新しい部類に入ります。40年前の振袖も古いとは言えないというのが振袖の世界では常識となっています。

    伝統的な技法が使用されている、希少価値が高く保存状態も良好な振袖は年月が経過していても高値で買い取ってもらえる可能性が高いです。そのため自宅にある振袖をチェックすることがおすすめです。20年前に購入した振袖を売却したいと考えている方は買取業者に依頼をしてください

    20年前の振袖は古くて売れないのではないかと諦めず、積極的に買取専門店に相談して査定をしてもらい、どれくらいの価格になるかを確認しましょう。

    生地が正絹、もしくは総絞りは人気あり

    振袖は生地が正絹(しょうけん)で作られたものが人気と言われています。高値で取引されている振袖に使われている素材は、絹、麻、綿などの天然のものが多く、なかでも絹100パーセントで作られた正絹の振袖は最高級のものです。高値で売却できる確率が非常に高いといえます。

    生地を糸で絞って美しい模様を作り出す総絞りの技法が使われている振袖も、高値で取引されることが多いです。総絞りは1つとして同じ模様は出ず、唯一無二の振袖になるため人気となっています。正絹で作られたもの、総絞り技法が使われている振袖を持っている方は買取業者に査定を依頼してください。

    正絹の振袖は天然素材で作られているためカビなどの汚れが発生しやすいというデメリットがあります。天然素材の振袖などは、汗や皮脂を吸い込みやすいためカビが発生しやすいです。正絹の振袖を持っていて、売却したいと考えている方はカビなどの汚れがついていないかを確認してください。

    天然素材の振袖を持っている方は、以下のお手入れを行なうことでカビを防ぐことができます。

    振袖をハンガーにかけて着物用のブラシでホコリなどを落とす

    風通しのいい場所に干して湿気を飛ばす

    振袖をハンガーに干す際は、可能であるならば着物用のハンガーを用意してください。着物用のハンガーに振袖を干すと型崩れを防止できます。また、着物用のブラシを持っていない時は清潔なタオルで汚れやホコリを落としてください。

    天然素材の振袖はデリケートなため、日向に干すと日焼けをしてしまいます。必ず風通しのいい場所で陰干ししてください。

    身丈が長い振袖

    身丈が長い振袖は、身長に合わせて仕立て直すことができるため高値で取引される確率が高いです。身丈が短い振袖の場合は丈の長さを増やすことはできません。

    昔より女性の平均身長が高くなったこともあり、身丈が長い振袖の方が需要が高まっていることも、査定額に大きく関係しています。身丈が長いものほど高く買い取ってくれるため、査定額に影響しないように汚れがないか、ほつれてないかをよく確認してください。

    証紙がある場合には一緒に査定に出す

    振袖を売却する際に証紙(しょうし)があれば正確に分かるため、振袖と一緒に証紙も出してください。証紙に記されているのは以下の6つの項目です。

    1. 振袖の生産地
    2. 製造者の名前
    3. 伝統工芸品のマーク
    4. 機械織りか手織りの振袖か
    5. 使われている素材
    6. 染色方法

      これらの情報は、振袖を売却する際に有効な情報となるため、振袖と一緒に証紙を出すと振袖の信頼度が上がります。振袖を買取業者に預ける前に証紙を探してください。証紙は必ずないといけないというわけではありませんが、あった方が高値になる可能性があります。

      ただし、粗悪な証紙の中には素材を偽ったり、生産地を偽ったりしているものもあるため、正確に査定ができる買取業者に振袖を確認してもらってください

      流行り廃りのない色・柄・デザインである

      振袖を売却する場合、その振袖の色や柄が流行りすたりのないデザインであるかも重要です。

      牡丹柄や熨斗柄といった縁起のいい柄あるいは今でも人気のカラーである赤の振袖は高値で買い取ってもらえる可能性が高いです。自宅にある振袖の色や柄は今でも流行りのものかを確認してみましょう。

      帯・バッグ・草履など一式で売る

      帯やバッグ、草履、長衿や帯締めや足袋などの小物類一式が揃っている場合は、査定額が高くなる可能性があります。

      振袖だけでも充分に価値がありますが、小物類一式を一緒が揃っていればより価値が上がるため、チェックしてください。帯やバッグにカビや汚れが付着していたら査定額に影響するため、注意が必要です。

      振袖を売る時期を見極める

      振袖を買い取ってもらう際は、振袖を売る時期を見極めましょう。振袖の需要が高まるのは成人式や卒業式シーズンの前、11月ごろから2月後半です。

      学生は冬の休暇に合わせて実家に帰り、振袖を購入する確率が高いため、その前に振袖を査定してもらうと比較的高い価格で買い取ってもらえると期待できます。振袖を売りたい人は11月ごろから2月後半前に振袖を売却してください。

      振袖とは

      振袖と一口に言っても、さまざまな種類があります。代表的な振袖の種類は、大振袖、中振袖、小振袖です。

      袖の長さが約115㎝と非常に長いのが大振袖の特徴です。袖が長いため、大振袖は別名引き振りとも呼ばれています。大振袖には美しいデザインのものが多く、その優美さから最も格調高い振袖です。

      大振袖は未婚の女性が着用する振袖のため、着用シーンは結婚披露宴のお色直し、または成人式の2つになります。通常成人式に着用する振袖は中振袖ですが、最近は身長が高い女性が増えてきたため、袖が長い大振袖を着用する人も多いです。

      中振袖は、大振袖より裾の長さが15㎝ほど短く、成人式や結婚式だけではなく、パーティーやお見合いの席でも用いられています。中振袖は、袖の長さを呉服店などで調節してもらえば、訪問着としても使うことができるため使える場面が多いというのも魅力的です。

      最後に小振袖です。小振袖は袖の長さが約70㎝と短く、パーティーなどのカジュアルな場面で非常に重宝する振袖となります。ブーツや袴と合わせて成人式や卒業式に着用するという女性も多いです。そのカジュアルさから普段の外出にも使えることが多いため、普段と一味違う外出をしたいときにも、小振袖はぴったりの振袖となっています。

      袖丈の長さ 特徴 着用シーン
      大振袖 約115㎝ 結婚式や成人式
      中振袖 約100㎝ 結婚式や成人式
      小振袖 約70㎝ カジュアルなパーティーなど
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